こんにちは!今回は気象予報士試験 第55回 一般知識 問4を解説します!

解答:

  • (a) 誤:大気中の氷晶核(凍結核)となる不純物エアロゾルが全く無くても氷晶は生成し得るかどうかが論点です。実際には、雲中の氷晶の大部分は何らかの不純物粒子を核として形成されます。従って「氷晶は不純物を核とせず生成されることが多い」などという設問記述があれば誤りです(氷点下の過冷却水滴が自発的に凍結する現象もありますが、通常の雲では適当な氷晶核の存在が重要です)。
  • (b) 正:過冷却の雲において氷晶の方が水滴より速く成長するのは、氷の表面の方が水の表面よりも飽和水蒸気圧が低い(=水蒸気が飽和しやすい)ためです。過冷却雲中では、水滴より氷晶の方が周囲の水蒸気分圧に対して飽和度が高く、結果として水蒸気が氷に昇華沈着しやすくなり氷晶が成長していきます。このベルジュロン‐フェンデン(Bergeron-Findeisen)過程の説明通り、設問(b)の内容は正しいです。
  • (c) 誤:氷粒(雪片や霰(あられ)など)が大きく成長して質量が増すほど、その氷粒は落下中に周囲の過冷却雲粒(水滴)をより効率的に捕捉・併合できます。その結果、氷粒の質量増加量(成長速度)は大きな氷粒ほど増加します。従って「氷粒が大きくなると雲粒を捕捉する効率が下がり、質量増加量が減少する」といった設問記述は誤りです(実際は逆で、氷粒が大きくなるほど雲粒との衝突効率が増し成長が加速します)。
  • (d) 誤:雪の結晶の形(六花の種類)は主に大気の温度と過飽和度(水蒸気の過飽和の程度)の影響で決まります。温度が異なれば樹枝状・板状・柱状など結晶の形態が変化し、過飽和度によっても成長しやすい形が変わります。したがって「結晶の形は温度のみで決まる」あるいは「湿度のみが影響する」など片方の要因しか挙げていない設問があれば誤りです。

以上です!独自解説とAIを組み合わせ解答・解説を作成しています。訂正・ご意見あればコメントやご連絡いただけると幸いです。皆で最高の独学環境を作り上げていきましょう!

【過去問解説】第55回 一般知識 問4

どくりん


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